【MAN32】動画編集修正依頼の手順と注意点/外注への編集依頼

目的

このマニュアルは、YouTubeチャンネル運営事業部が初稿の確認後、修正依頼を行う際の具体的な手順を示すものです。修正依頼のクオリティを統一し、スムーズな動画制作フローを実現することを目的としています。さらに、依頼内容が編集者に正確に伝わり、完成度の高い動画を効率的に仕上げることを目指します。

 

 


禁止事項

1. 修正内容を曖昧に記載すること。

例: 「違和感がある」「見づらい」など、抽象的な指摘のみで具体的な改善点がない記載。

2. 編集者を不快にさせる表現や、相手を責める言葉遣いで依頼すること。
3. 修正箇所の確認を怠り、再度同じ箇所の修正を依頼するような状況を繰り返すこと。
4.初稿上がりから24時間以降に修正依頼を提出すること

 

 

 


注意事項

修正依頼で同じ箇所を何度も修正しなければならない状況は、以下の可能性が考えられます。

  • 依頼内容が曖昧だったため、編集者が意図を誤解した。
  • 初稿の確認時にチェックが十分ではなかった。

これを防ぐためには、以下の点に注意してください。

  • 修正依頼を作成する際は、具体的な内容と動画内の時間(例: 01:23)を明確に記載する。
  • 修正依頼を送る前に、他のメンバーに依頼文を確認してもらい、認識齟齬がないかをチェックする。
  • 納品された動画の確認時、見落としがないよう慎重にチェックする。

 

※ 修正依頼が発生する際は、初回依頼の段階で依頼内容が十分であったか振り返りを実施してください。

参考ナレッジ:【MAN09】動画編集依頼の手順/外注依頼

 


前提条件

修正依頼を行うメンバーは、以下のスキルや準備物を整える必要があります。

  • 動画編集に関する基本知識を持ち、動画全体のクオリティ基準を理解していること。

例: テロップ、SE(効果音)、BGM、画面の切り替えなどの要素に関する判断基準を把握している。

  • 必要な作業環境を整えていること。
  • GoogleドライブおよびSlackへのアクセス権。
  • 動画共有シートの編集権限。

 

 


必要なリソースとツール

1. Googleドライブ

2. 動画共有シート(内部用)

  • 修正箇所を記録し、編集者と情報を共有するために使用します。

3. Slack

  • 編集依頼用のチャンネルに参加していること。

4. 動画編集要望シート(Google Document)

  • 初稿時の編集指示内容を確認する際に使用します。

 

 


完了要件

修正依頼作業は以下を満たした場合に完了とみなされます。

  1. 修正依頼がすべて具体的かつ明確に記載されている。
  2.  修正依頼の内容に漏れや曖昧な点がない。
  3. 必要な情報が動画共有シートおよびSlackに正確に入力され、編集者に伝達済みである。

 

 


手順

STEP 1. 納品動画の確認

1. Googleドライブを開く

[ステージオン共有ドライブ](https://drive.google.com/drive/u/0/shared-drives)を開き、共有ドライブ内の「②チャンネル管理用(基本ドライブ)」を選択します。

2. 動画フォルダを特定する

該当クライアントのフォルダを開き、「納品フォルダ(外注専用)」を選択します。
フォルダ名は「投稿予定日(例:1004)+ID+仮タイトル」で管理されています。


3. 納品動画を確認する

以下の基準で動画をチェックしてください。

      • 編集要望に記載されている指示が正確に反映されているか。
      • テロップに誤字脱字や文法の間違いがないか。
      • 動画全体が視聴者を飽きさせない工夫を施されているか。
        • 例:SE(効果音)が適切に挿入されているか。
        • 例:左上ヘッダー(見出し)がキャッチーでわかりやすいか。
        • 例:動画冒頭(ハイライトシーン)は視聴維持率を伸ばすために適切な見せ方ができているか。
        • 例:動画の内容に応じて適切に図解や解説テキストが差し込まれているか。 etc
      •  話の盛り上がりや強調したい箇所にズームなどの視覚効果が施されているか。
      •  動画シーンの切り替えタイミングが自然で違和感がないか。
      •  BGMが適切な音量で使用され、雰囲気を壊していないか。
      •  終了画面が5秒間設定されているか。
      •  テロップの表示が視認性を妨げないか。
      •  2秒ごとに視覚的な変化(カメラワークやテキストエフェクト)があるか。

    参考資料:YouTubeを伸ばすための編集ポイント

 

 

STEP 2. 動画共有シートに情報を記入

1. 動画共有シートを開く

内部用の「動画共有シート」を開き、依頼する月に対応するタブを選択します。

2. 必要事項を記入する

以下の項目を新規依頼として漏れなく記載してください。
※ 初稿依頼の情報を書き換えることはしないでください。

 

      • ID:初稿タイトル+修正(例:11810マアメ 修正)
      • 依頼日:(例)2025/01/15
      • 公開予定日:(例)2025/01/25
      • 納期:公開予定日から逆算し、余裕をもって設定する(例)2025/01/18
      • チャンネル名:プルダウンから該当のチャンネル名を選択
      • 元素材尺:「修正」を記入
      • 動画テーマ:企画概要シートに記載されている動画のテーマまたはタイトルを記入する(例:ID133_花粉症対策)
      • 動画素材drive:修正対象の動画が格納されているフォルダリンク
      • 説明補足・注意点:修正箇所をドキュメントに書き出し、ドキュメントURLを添付する
      • 納品先URL:「【編集済】公開予定日_企画名」のフォルダリンク。
      • 完成尺:(例:10分以上 10分〜15分)。
      • 単価:修正依頼のため、“0”を入力

 

STEP 3. Slackで修正依頼を提出

1. Slackの「os_03_動画修正」チャンネルを開く。




2. ワークフローに必要事項を入力する。

 

 

      • 所属グループ
      • 依頼日
      • 依頼内容(動画管理番号)
      • 緊急度およびその理由

3. 送信
修正依頼を編集者に送信します。

例:

 

 


注意点

  1. 修正依頼文は、編集者が一度で理解できるよう、**修正箇所の具体的な時間と内容**を記載してください。
  2. 視聴者目線を意識し、動画全体を通して視覚的・聴覚的に魅力的かどうかを判断してください。
  3. 修正依頼文では「〜してください」のような敬意を込めた表現を心がけましょう。
  4. 修正が複数箇所ある場合は、1回の依頼で全ての修正内容をまとめて記載するようにします。

 

 

 


具体例

修正点の記載例

1. テロップ修正

00:55 「彼らより僕20倍能力高いのか」 → 「彼らよりも僕が20倍能力が高いのか」

2. SEの追加

02:30 話の盛り上がり部分に効果音を追加。例:拍手の音。

3. ズーム演出

03:45〜03:50 演者が強調したい部分でカメラをズームインする。

4. 切り替えタイミング調整

04:15 シーンが切り替わるタイミングを0.5秒早くして、話のテンポを改善。

 

 


完了後のステップ

1. 編集者からの対応確認(Slackやメールにて)。
2. 修正が反映された動画を再確認し、次のフローに進む。
3. 必要であればチームに共有し、完成動画の品質を保証する。

 

 

 

以上が、修正依頼の具体的手順と注意点です。不明点があれば上長やチーフに相談してください。