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目的
本マニュアルは、STAGEONのYouTubeチャンネル運営に関わる社内メンバー向けに、業務全体の流れを理解し、今どのフェーズにいるのか、次に何をすべきかを把握するためのフローを示したものです。 各項目には「やることリスト」を記載していますが、これはあくまで概要であり、詳細な手順や細かいルールについては、必ず関連ナレッジや各項目ごとのリンク先を確認することが必要です。 このマニュアルを活用し、各工程を適切に進めることで、効率的かつ高品質なYouTube運営を実現し、クライアントの期待を超えるコンテンツ提供とチャンネルの成長を促進することを目指します。
禁止事項
- 業務の流れを自己判断で省略・変更しないこと
- 本マニュアルは全体の流れを理解するためのものであり、詳細な手順やルールについては必ず関連ナレッジや各項目ごとのリンク先を確認すること
- 各項目に対して不明点や理解が曖昧な箇所がある場合に、関連ナレッジやYouTubeヘルプページの確認、チーフへの相談を怠って独断と自己流で進めることは禁止
- ナレッジにも記載がない場合は、関連ナレッジ:【MAN33】「ナレッジベースに情報がない場合の対処法/ナレッジ修正・新規作成依頼」に基づいて対応すること
前提条件
本マニュアルを使用するにあたり、以下の条件を満たしていることが求められます。
- 【FC02】フォローアップ期間で確認すべきナレッジ を全て確認し、理解している状態であること
- エスカレーションが必要な場合に【MAN03】ボトムアップコミュニケーションマニュアル:チームメンバーからリーダーへに沿って適切に報連相ができること
- 基本的なビジネスリテラシーがあり、社会人として適切な立ち振る舞いができること 関連ナレッジ:【KB32】ビジネスリテラシーマニュアル/社会人に必要な基礎知識(ビジネスマナー)
- クライアントにとって効果的なYouTubeチャンネル運営を実施するため、最低限必要な公式情報も把握しておくこと
▶︎ STAGEON用 再生リスト(YouTube 公式情報)を確認すること
必要なリソースとツール
- YouTubeアナリティクス(動画のパフォーマンス分析)
- Googleドキュメント / スプレッドシート(企画・レポート作成)
- 動画編集ツール(Adobe Premiere Pro など)
- サムネイル制作ツール(Photoshop など)
- 連絡ツール(Slack, Chatwork, Google Meet など)
完了要件
本マニュアルに沿って業務を実施し、以下の状態になれば良しとする。
- 企画・撮影・編集・公開の全工程を社内ルール、プラットフォームの規約、市場状況に合わせて適切に実施
- クライアントからのクレームや指摘、エラーがなく、チャンネル運営ができている
- KPIが達成されており、クライアント満足度が維持されている
注意点
- 本マニュアルは、YouTube運営の全体像を把握し、自分が今どのフェーズを対応しているのか、次にどのフェーズに進むべきかを理解するためのもの
- 各項目に「やることリスト」を記載しているが、これは概要であり、詳細な手順やルールについては、関連ナレッジや各項目ごとのリンク先を確認すること
- 各フェーズで業務の「抜け漏れ」がないよう、チェックリストとして活用する
- ナレッジにも記載がない場合は、関連ナレッジ:【MAN33】「ナレッジベースに情報がない場合の対処法/ナレッジ修正・新規作成依頼」に基づいて対応を行うこと
- 不明点や理解が曖昧な場合は、YouTubeヘルプページや関連ナレッジを確認し、解決できない場合はチーフへ相談すること
- 独断で判断し、自己流で業務を進めることは禁止
YouTube動画の企画リサーチから動画公開までの全体の流れ・フロー
関連ナレッジ
- 要点
クライアントのエンドユーザーが求めているものを知り、需要に合ったコンテンツを発信すること。
- やるべきこと
以下の媒体を必ずチェックし、必要に応じて他の情報源も活用すること
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- SNS
- クライアントのフォロワー
- ベンチマークのフォロワー
- SmartNews
- 視聴者が好むTV番組
- 視聴者が好む雑誌
- チャンネルのアナリティクス 等
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2.企画出し
関連ナレッジ
- 要点
クライアントへの提案、外注者や制作関係者へ指示・連携をする際に「企画の意図がズレないように」的確に伝えること
- やるべきこと
的確に伝えるために次の事項は必ず具体的に記載する
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- サムネイルタイトルの具体的イメージ
- ハイライトの具体的イメージ
- 導入の具体的な流れや必要なセリフ等
- 本編(話の内容、構成、見どころなどを具体的に記載)
- オチ(動画の締めやまとめ方について具体的に記載)
-
3.企画内容すり合わせ(クライアントMTG)
関連ナレッジ
- 要点
- 方向性や現状のすり合わせをし、撮影時でのズレをなくすこと
- クライアントの満足度が低下している場合は、不安や不満を払拭する機会となるため、その重要性を理解し、準備を整えて臨むこと。
- 企画やサムネイメージを伝え撮影時の撮り忘れを防ぐこと
- やるべきこと
MTG時、次の項目を実施できている
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- アイスブレイク
- アジェンダの共有
- 前回撮影分の公開結果 振り返り
- チャンネルの現状共有と目標の再確認
- 目標達成に向けた新施策(企画や取り組み等)の共有
- お困りごとのヒアリング
- 次回の撮影スケジュール確認
4.撮影
関連ナレッジ
- 要点
- スムーズに進行し、クライアントに安心してもらうこと
- シーンの撮り忘れがないよう、企画概要に基づいて撮影を進める
- 「撮影現場に立ち会える=企画のズレを正すチャンス」であることを理解し、企画の趣旨や施策目的に沿ったシーンの撮影に注力する ※ 演者によっては、撮影の合間に何度も中断するより、区切りの良いところで部分的に撮り直す方がやりやすい場合がある ※ 演者のタイプに合わせて柔軟に進行できると良い
- やるべきこと
次の項目を実施できている
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- アイスブレイクを行い(演者を和ませる)、自然体のトークを引き出す
- 撮影前に、撮影現場にいる関係者全員へ当日のスケジュールをリマインドし、スケジュール通りに進行する
- 企画書に基づいて撮影を進め、必要な撮影素材を確実に回収する
5.外注依頼(動画編集・サムネイル制作)
関連ナレッジ
- 要点
動画編集依頼
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- 編集依頼の段階で事前に編集のポイントや完成イメージ、要望を伝えておくこと ※ 修正による制作時間超過とコストの無駄を防ぐため
- 依頼者と制作者が、『良い編集とは何か』を共通認識として持ち、それが視聴維持率UPにつながる要素だと理解していること
サムネイル
-
- サムネイルのイメージは具体的に言語化したうえで依頼すること ※ 制作者のセンスだけに任せない
- 必要な素材(切り抜きなど)は依頼側が用意すること
- 依頼者と制作者が、「良いサムネイルとは何か」を共通認識として持ち、それがクリック率UPやインプレッション数UPにつながる要素だと理解していること
- やるべきこと
動画編集
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- 次の項目が制作者へ共有できている
- 編集に必要な全ての素材
- 編集指示・要望、企画書
- 次の項目が制作者へ共有できている
サムネイル
-
- 具体的なサムネイルタイトルと動画のイメージ
- サムネイル制作に必要な素材
6.納品物の確認
関連ナレッジ
- 要点
動画編集
-
- 原則、ディレクターやプロデューサーが動画修正作業を行わないこと。 ※外注編集者に修正を依頼する
- 【MAN32】動画編集修正依頼の手順と注意点に沿って納品物をチェックし、修正依頼が発生する場合は同マニュアルの手順で進めること
サムネイル
-
- 原則、サムネイルの修正やディレクターやプロデューサーで実施しないこと(当日差し替え分など緊急で作成が必要な場合を除く) ※外注制作者に修正を依頼する
- サムネイル構図ガイドと企画シートの内容に沿って納品物をチェックすること
- やるべきこと
修正が必要と判断した場合は制作者へ修正の依頼をすること
7.クライアント共有
- 要点
- クライアントへの共有は公開予約の設定前にスケジュールに余裕をもって実施すること
- クライアントに確認してもらう項目は、共有時に具体的に記載すること(例:動画公開を避けたい表現がないか、〇〇のシーンについて編集で差し込んでいる資料に相違がないか etc)
- 問題がなければ公開予約の設定を行い、クライアントへ対応報告のご連絡をする
- やるべきこと
動画公開予約を設定する前に以下を実施
-
- クライアントへ最終チェックをしてもらいたい箇所を的確に伝える
- 公開スケジュールの再共有
8.動画公開
関連ナレッジ
- 要点
- 動画が適切に公開されるよう、最終チェックを行い、問題がないことを確認する
- 初動のパフォーマンスが良いと、その後の伸びも期待できるため、最適な状態で公開することを意識する
- ダッシュボード1位を狙う
- 連日の傾向を分析し、最適なサムネイル・タイトルを設定する
- コメントをチェックし、不適切なコメントは削除、良いコメントには「ハート」でリアクションを返す
- クライアントへ、公開が問題なく行われたことを報告する
- 公開後1時間〜1時間半を目安に、当日の動画の総評とサムネイル・タイトルの最終決定を共有する
- やるべきこと
- 動画内容と概要欄、サムネイルタイトル、タグ、終了画面、再生リストの設定が適切かを最終確認する
- 問題なく公開されていることをチェックする
9.リアルタイム分析
関連ナレッジ
- 要点
- 公開直後のパフォーマンスをリアルタイムで分析し、必要に応じた対策を行う
- 分析結果と対応をクライアントに伝えることで、安心してもらう
- やるべきこと
- 60分分析欄のチェック(15分、30分、45分、60分ごと)
- 60分分析欄のスクリーンショットをチーム内で共有
- サムネイル・タイトルの差し替え(必要に応じて)
- コメントの精査
- サムネイル・タイトルを固定したことをクライアントへ連絡
10.分析結果を月次レポートへ反映する
- 要点
- 分析データをもとに振り返り、KPI達成に向けた施策を検討する
- 分析結果を月次の定例MTGで共有し、クライアントへ適切に伝えることで安心してもらう
- やるべきこと
レポートに以下の内容を含める。
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- 施策の実施結果(各企画やその他の取り組みの成果)
- 次の施策や方向性
これらの流れを把握し、自身がどのフェーズを対応中なのか、次に何をすべきなのかを常に意識し、先を読んで対応できるよう心がけてください。
また、このフローに沿ってYouTubeチャンネルを運営しているにもかかわらず、チャンネル登録者数・再生数・リスト獲得数などのKPIが達成できていない場合は、いずれかのフェーズで軌道修正が必要です。
各フェーズの関連ナレッジやマニュアル、YouTubeヘルプページを確認し、対応の不足や実施漏れがないかを見直しましょう。 それでもKPIが未達成の場合は、早急にチーフへ相談し、アドバイスや指示を仰ぐことを徹底してください。