【KB06】プロジェクトマネジメントの役割とWBSおよびガントチャートの必要性について

目的

このマニュアルは、全部署のSTAGEONメンバーに向けて、プロジェクトマネジメントの重要性、特にWBS(Work Breakdown Structure: 作業分解構造)とガントチャートの役割と活用方法を明確に理解してもらうことを目的としています。

説明

プロジェクトマネジメントは、プロジェクトの目標を達成するための計画、実行、監視、制御、および終了のプロセスを指します。このプロセスの中で、WBSとガントチャートはプロジェクトの計画と進捗管理に不可欠なツールです。

  • WBS (Work Breakdown Structure): プロジェクトを成果物または成果物に必要な作業に分解するプロセス。この分解はプロジェクトの全体像を把握し、各チームメンバーの役割や責任を明確にするのに役立ちます。例えば、YouTubeチャンネルの立ち上げを考えた場合、WBSでは「チャンネルデザイン」「コンテンツ制作」「マーケティング戦略」などの大きなカテゴリに分け、それぞれをさらに細分化します。
  • ガントチャート: WBSで定義された作業を時間軸上にプロットし、作業間の関連性や依存関係を視覚的に表現します。ガントチャートを使用することで、プロジェクトのスケジュール管理やリソース割り当てが容易になり、遅延が発生した場合の調整もスムーズに行えます。

 

具体例

  • WBSの例: YouTubeチャンネル立ち上げプロジェクトでのWBSは、大まかな分類から「チャンネル設定」「コンテンツ企画」「視聴者獲得戦略」まで、それぞれのタスクを細かく分解します。例えば、「コンテンツ企画」をさらに「企画会議」「テーマ決定」「スクリプト作成」などに細分化します。

 

 

  • ガントチャートの例: ガントチャートでは、上記の「コンテンツ企画」が1週間、その後の「スクリプト作成」が2週間という形でプロットします。さらに、これらのタスクが重なる部分や、特定のタスクが完了するまで次のステップに進めない「依存関係」を明確に示します。

 

 

 

参考図書

カーズナーの実践プロジェクトマネジメント: ベストプラクティスの追求
ポイント図解 プロジェクトマネジメントの基本が面白いほど身につく本