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目的
本マニュアルは、YouTubeチャンネルを伸ばすためのコラボ戦略を円滑に進めるための手順を明確にし、成功確率を高めることを目的とします。
禁止事項
- シナジーのないチャンネルとのコラボを独断で決定すること
- コラボ相手に失礼な対応をすること(返信の遅延・無断キャンセル・礼儀を欠く対応など)
- コラボ依頼時に相手のチャンネルを十分にリサーチせずに打診すること
- 役員・チーフの承認を得ずにコラボ企画を進めること
- コラボ動画公開前に内容の確認・調整を怠ること
前提条件
- 関連ナレッジ 【KB44】YouTubeチャンネルを伸ばすためのコラボ戦略 を確認し、内容を理解していること
- 自チャンネルのジャンル・視聴者属性を正しく把握していること
- コラボ相手との関係性を良好に保つための適切なコミュニケーションが取れること
- 【MAN36】社用アドレスからメールを送受信する際のルールを理解していること
必要なリソースとツール
- YouTubeアナリティクス(コラボ相手の視聴者層・再生回数を分析するため)
- コラボ依頼DMテンプレート(適切な文面で依頼を行うため)
- Googleドキュメント/スプレッドシート(コラボ相手のリスト管理・企画書作成)
- Zoom / Google Meet(コラボ打ち合わせ用)
- 動画編集ソフト(Premiere Pro / Final Cut Pro など)(編集作業のため)
完了要件
- コラボ動画が双方のチャンネルで同時公開されていること
- コラボ動画の概要欄・終了画面に適切なリンクが設定されていること
- コラボ相手とのコミュニケーションがスムーズに行われ、信頼関係が構築されていること
- コラボ後のデータ分析を行い、次回以降の改善点を抽出していること
注意点
- コラボ相手は原則として自チャンネルより影響力のあるチャンネルを選定する
- ただし、登録者数が少なくても直近の再生数が伸びている場合は検討可能
- 企画は「確実に伸びる+流入が期待されるもの」を選定する
- 例:お互いのヒット企画・Sランク企画(マス向けの大衆受けしやすい企画)
- コラボ依頼時には報酬が発生する可能性も考慮しておく
- 相場:相手の直近の平均再生数×10倍(例:1万再生→10万円)
手順
1. コラボ考案
1-A コラボ相手のリサーチ
a. 自チャンネルと相乗効果が期待できるチャンネルをリサーチ
b. ピックアップ基準:
-
- 自チャンネルの3倍登録者がいる or 5,000~30,000人程度の登録者がいる
- 当たり企画が同じ(人気動画の傾向が似ている)
- 視聴者属性が一致している
c. コネクションがあるか確認し、双方にとってメリットがあるか考える
d. チーフ以上のレイヤーに相談し、チーフまたは統括の承認を得る
1-B ヒット企画の立案
a. お互いのヒット企画を活用する
b. ライバルチャンネルで伸びているSランク企画を検討する
c. チーフ→統括の順で申請し、承認後にコラボ相手へ打診
1-C コラボ打診
a. コラボ依頼DMテンプレートを活用し、正しく依頼文を作成
b. 送信前に件名・宛先をチーフが目視確認
c. フルプラン/アドセンスプランの場合は社用メールアドレスを使用(送信前にバックオフィスへ確認)
2. 打ち合わせ
2-A 初回打ち合わせ
a. コラボ企画の方向性を決定
b. 動画撮影から公開までのスケジュールを調整
c. 具体的なルールを共有:
-
- 動画公開日の統一
- 概要欄に相手チャンネルのリンクを掲載
- 公開後の相互コメント対応
d. 編集時のポイント
-
- 相手のチャンネル紹介を入れる
- 相手の顔をサムネイルに入れるか判断
2-B 演者同士の打ち合わせ
a. 撮影スケジュール・集合場所を確定
b. 必要な準備物を整理
3. 撮影
a. 【MAN38】撮影現場の流れと対応フローを確認
b. 撮影時のポイント:
-
- 事前の打ち合わせ内容を忠実に再現
- 視聴者に「もともと関係性があるように見せる」演出を意識
4. 編集から公開まで
4-A 動画編集
a. 相手チャンネルの動画も確認し、伸ばせるようチェック
b. ハイライト・離脱ポイント・BGM・SEの違和感を確認
c. 修正が必要な場合はコラボ相手へ依頼
4-B 公開準備
a. 限定公開リンクを相互に確認
b. 概要欄・タグ・サムネイル・終了画面の最終確認
▶︎概要欄:例
▶︎終了画面:例
※ 終了画面設定手順
c. 双方で設定が完了したら、公開予約
5. 公開後
a. コメント精査
-
- 自チャンネルのコメント固定
- コラボ相手の動画URLを記載
▶︎コメント:例
b. 相手チャンネルのコメント対応
-
- 固定コメントに返信
- 関係性が伝わるようなコメントを投稿
▶︎コメント返信:例
6. お礼/分析
a. 結果分析を実施し、コラボ相手にお礼を伝える
b. 「また一緒に仕事をしたい」と思われる関係性を築く
c. チーフやチーム内でフィードバックを共有