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目的
安全かつスムーズに現場で撮影を進め、企画意図に沿った高品質な成果物を制作すること。
- 撮影現場の安全確保
- 必要なシーンや素材の確実な撮影
- サムネイル用の写真素材の撮影
- 演者がリラックスして自然体で撮影に臨める環境づくり
1. 安全規則の確認
撮影場所のルールや安全面を事前に確認し、トラブルを未然に防ぎます。
- 撮影中、周囲の通行人や住民に配慮し、安全を確保する。
- 撮影場所が公共スペースや所有地の場合は事前に許可を取得することが必要。
2. コンプライアンス違反の防止
映像や写真に著作物や個人情報が映り込むことを防ぎます。
- 撮影時に背景の看板や人の顔が映らないよう注意。
- 撮影後の素材確認も重要。
関連ナレッジ:【KB36】コンプライアンスリスクの概要と対策について
トラブル回避の理由
- 無許可で使用した場合、企画そのものが使用不可になる可能性があり、会社やクライアントに多大な影響を与えます。
3. 撮影漏れの防止
必要なカットを全て撮影し、後から撮り直しが発生しないよう計画を立てて進めます。
- 企画構成に基づいた必要シーン
- ハイライトシーン
- サムネイル用の写真素材 etc
4. カメラの種類と特性
一眼カメラ
※ STAGEONで貸し出しを行なっているのはG99です。
メリット
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- レンズ交換が可能で、外ロケや夜間撮影に強い。
- 画質が高く、プロフェッショナルな映像が撮影可能。
注意点
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- 操作が複雑なため、初回使用時は経験者のサポートが必要。
- 設定ミスで音声不良や画質低下が起こるリスクがあるため、公式ガイドを熟読する。
iPhone
メリット
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- 操作が簡単で手ぶれ補正機能も搭載。
- データの扱いや持ち運びが容易で、頻繁な撮影に向いている。
注意点
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- 画質や照明の調整は事前設定が必要。
- 設定ミスにより映像の品質が低下する可能性がある。
5. iPhoneのカメラ設定
設定1:ビデオ解像度とFPS
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- 解像度:1080p HD / 30fps
- FPS自動調整をオフにする。
設定2:フォーマット
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- 「互換性優先」を選択することで編集時のエラーを防止。
設定3:グリッドの活用
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- カメラグリッドをオンにして、被写体を画面中央や重要な位置に配置。
重要点
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- 撮影時、複数のカメラを使用する場合は、フレームレートを統一する。
6. 撮影前後の機材チェック
7. カメラ付属品とマイクの利用
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- 安定した映像撮影のため、水平を確認し三脚を固定する。
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- ピンマイク:演者の声をクリアに録音。
- ガンマイク:特定方向の音声を拾うために最適。
注意点
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- マイクの接続や設定を事前に確認し、モニタリングを徹底する。
8. カメラワークと演者指導
撮影ディレクションには「演者指導」も含まれます。
YouTubeで再生数が伸びる動画というのは主に
①需要があるのに誰もやっていない新しい企画
②ターゲットが興味をそそるインパクトのあるサムネイルとタイトル
③見飽きず見やすいテンポの良い編集
そして、④惹きこまれる面白いトークが揃っています。
④は、STAGEONのなかで演者力やトーク力と表現することもありますが、ほとんどのクライアントはカメラ前で話すことに慣れていない状態からYouTube運営をスタートしますので、ディレクション側である我々が、しっかりアシストする必要があります。
演者の自然さを引き出すためのポイント
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- 棒読みを防ぐため、内容を事前に把握して自然体で話してもらう。
- 表情が硬い場合は休憩やアイスブレイクを挟む。
- 身振り手振りを取り入れ、視覚的に動きを持たせる。
9. まとめ
撮影ディレクションの成功には、計画的な準備と現場での柔軟な対応が欠かせません。
すべてのステップを確実に実行することで、クオリティの高いYouTube動画を制作し、クライアントや視聴者の期待に応えましょう。
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