【KB32】ビジネスリテラシーマニュアル/社会人に必要な基礎知識(ビジネスマナー)

目的

このマニュアルは、STAGEONの業務を担当する全メンバーが業務を円滑に進め、「一流」の仕事をするためのビジネススキルと考え方を身につけることを目的としています。

 

 


なぜビジネスリテラシーが必要か?

ビジネスリテラシーとは、ビジネスの場で求められる知識、スキル、教養を指し、社会人基礎力とも言えます。現在の労働環境はホワイト化が進み、自己成長の機会を失いやすい状況にあります。そのため、成長機会を自ら取りに行く意識が必要です。

 

ポイント:

  • 自分の意思で成長を目指すことが求められる時代。
  • 成長は自己責任。トップ3%を目指し続ける意識が重要。
  • ビジネスリテラシーの欠如は、個人の失敗だけでなく、会社全体の信頼失墜につながる。

 

 

 

 


辻褄思考=トップ層と働く際に必須のスキル

辻褄思考とは?
指示や状況が変わった際に文句を言うのではなく、「どうすれば辻褄が合うのか」を考える思考方法。

 

 

目的:

  • 相手の背景や意図を理解し、自分の視野を広げる。

  • トップ層とのコミュニケーションで信頼を得る。

具体例:
指示が急に変わった場合、ただ従うだけではなく「背景に何があったのか」を仮説立てして確認する。例えば:

  • 「承知しました。何かインプットや環境の変化があったのですね。」

効果:
相手から「分かっている」と信頼され、背景まで教えてもらえる。

 

 

 


信頼を損なう“形だけの報連相”に注意

報連相(報告・連絡・相談)は、職場での基本的なコミュニケーションですが、形だけ行うのは逆効果です。

 

報告

  • 基本: 正確・簡潔に事実を伝える。
  • タイミング: 完了時、進捗中、問題発生時など。
  • NG例: 曖昧な表現(例:「多分」「らしい」)。

連絡

  • 基本: 必要な情報を必要な人に正確に伝える。
  • 注意点:
    • 記録を残す。
    • 一般化・歪曲・省略を避ける。

相談

  • 基本: 問題を共有し、解決策を議論する。
  • 重要:
    • 「相談+結果報告」をセットで行う。
    • 例:アドバイス後、「結果をまた報告させてください」と伝える。

 

 

 

 

 


ビジネスコミュニケーションの鉄則


 

 

論点に答える:

  • 質問に対して、まず直接的な答えを返す。補足はその後。
  • 例:
    • 質問:「交流会に参加できる?」
    • 不適切:「15:00~17:00の間なら参加できます。」
    • 適切:「はい、参加できます。15:00~17:00の間に参加可能です。」

 

 


ビジネスチャットに要注意!

 

  • タイミング: クレーム対応は一次返信を即座に行う(例:「確認いたします」)。
  • 内容: 曖昧な情報は避け、確定していないことは記載しない。
  • 配慮: 相手の状況を考慮したタイミングと表現を選ぶ。

 

 

 

 


オンラインMTGのマナー

 

 

  • 基本: 背景が明るい場所で、表情が見える環境を整える。
  • NG例: 髪が乱れている、背景が暗い、画面オフ。

 

 


議事メモ vs 議事録 vs 発言録

 

 

  • 発言録: 新人レベル。
    • 会議内容を時系列に書き起こすだけ。
  • 議事録: 半人前レベル。
    • テーマごとに構造化、ネクストステップを記載。
  • 議事メモ: 大戦力レベル。
    • 論点ベースで構造化、仮説の進化、ネクスト論点を記載。

 

 


デキる人のアウトプット6ステップ

 

ロ・サ・タ・ス・作・ア

  1. ロ(論点): 問題の核心を明確にする。
  2. サ(サブ論点): 論点を分解する。
  3. タ(タスク): サブ論点ごとにタスクを設計する。
  4. ス(スケジュール): タスクの実行計画を立てる。
  5. 作(作業): 計画に基づきタスクを実行する。
  6. ア(アウトプット): 最終成果物を完成させる。

 

 

 


“質問力”が仕事の質を左右する

 

  • 基本: オープンクエスチョン+自分なりの考えを提示する。
  • 例:
    • NG:「議事メモのポイントは何ですか?」
    • OK:「議事メモのポイントを知りたいのですが、事前に論点を立てることですか?」

 


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